思想の劣化に歯止めはかかるのか!?
小林よしのりライジングVol.439
配信です!!
今週号のタイトルは
第468回「【どっちもどっち論】の臆病保守」
京都大学大学院教授・藤井聡氏が編集長を務める
「保守思想誌」、『表現者クライテリオン』が
7月号で「ウクライナからの教訓」という
約100ページに及ぶ大特集を組んでいる。
ところが読んでみると、執筆者の誰も彼もが
「ロシアも悪いが、アメリカもウクライナも悪い」
という「価値相対主義」「どっちもどっち論」の
論説ばっかり!
しかも、「価値相対主義」「どっちもどっち論」との
批判が来るのを恐れて、そのような批判は
「レッテル貼り」だなどとあらかじめ予防線を
張っている臆病ぶりに苦笑!
いや、それ、価値相対主義で、
どっちもどっち論ですから!
誰がどう見たって、
ロシアが悪でウクライナが善!
これくらいの価値判断ができなくて
どうする!?
やっぱり、小林よしのりが
『ウクライナ戦争論』を描くしかない!!
泉美木蘭のトンデモ見聞録は
「『緊急事態条項で処刑される』謎の怪文書を追う」
参院選の選挙戦真っただ中の今日この頃、
特に「緊急事態条項」の危険性を訴え、
自民党の改憲草案に反対するチラシが
全国で配布されているらしい。
もちろん言論は自由ではあるのだが、
そのチラシで言ってることが、
もう、ツッコミどころしかないような
トンデモな内容!!
まるで「緊急事態条項」が出来たら、
日本がロシアや中国、北朝鮮にも
匹敵するような暗黒国家になるかのような、
無茶苦茶な内容!
これぞ「怪文書」!!
一体どういう人が、何を根拠に
こんなものを作っているのかと
深掘りしていくと、
出てくる出てくるトンデモの鉱脈…!!
【今週のお知らせ】
※「ゴーマニズム宣言」
…常識的な庶民感覚で見れば、どっからどう見たってプーチンが悪であり、ゼレンスキーが善である。国際法の視点から見ても、他国の主権を侵して、武力で領土に踏み入ったら「侵略」であって、侵略以外の評価はない。日本は国際法秩序を守るという立場から、欧米諸国と協調してロシアと戦わなければならない。この非常時に、たったこれだけの判断ができない「知識人」がいるのが驚きだ。いわゆる自称保守派が「どっちもどっち論」「価値相対主義」に陥っているのは何故なのか?
※泉美木蘭の「トンデモ見聞録」
…自民党の改憲草案に反対し、緊急事態条項に激烈に悪印象を持っている人々が、今回の選挙に際して全国で配りまくっているチラシがある。そこには「兵務を女性や幼児に強制」「政府に従わないと虐殺可能」「政府批判者は逮捕」「選挙を廃止」「警察に現場で処刑できる権限を与える」「国民の資産没収」等といったことがおどろおどろしく書かれている。特に、コロナ騒ぎのウソを見破り、反ワクチンの態度を明確にしている人たちが過剰に反応しているようだ。何故こんなことになっているのだろうか?
※よしりんが読者からの質問に直接回答「Q&Aコーナー」
…小中高に「飛び級」って必要?
ロシアのウクライナ侵攻が始まったことで、コロナ報道がある程度沈静化した?
市議会議員は半数にしても良いと思う?
夏ドラマは何を見る?
電力需給がひっ迫する中、原発再稼働の声が挙がっている状況をどう分析する?
沖縄が中国から侵略される可能性はどれくらいある?
AVという仕事は「職業選択の自由」で語ってはいけないの?
先生は「おばけ」の存在をいつから信じなくなった?
次シーズンの「相棒」で亀山薫が復活することをどう思う?
…等々、よしりんの回答や如何に!?
【今週の目次】
1. ゴーマニズム宣言・第468回
「【どっちもどっち論】の臆病保守」
2. しゃべらせてクリ!・第395回
「大蛇に乗ったお父ちゃま! どこ行くとでしゅか?の巻【後編】」
3. 泉美木蘭のトンデモ見聞録・第262回
「『緊急事態条項で処刑される』謎の怪文書を追う」
4. Q&Aコーナー
5. 新刊案内&メディア情報(連載、インタビューなど)
6. 編集後記